今月(9月)、香川県で国勢調査員をかたる人物が女性の自宅を訪問し、氏名や住所を記載させたことが確認されました。
観音寺市によりますと、今月12日午前11時ごろ、国勢調査員をかたる人物が観音寺市に住む80代の女性の家を訪問。国勢調査員の資格者証のようなものを提示し、「国勢調査の協力をお願いする」と言って、持参した用紙に氏名と住所を記入させたということです。
女性は、記入後、不安になり、きのう(17日)午後1時半ごろに観音寺市に電話で相談。観音寺市の担当者が、本来の調査員に訪問の有無を確認したところ、訪問した事実は確認できなかったということです。
さらに観音寺市は詳細を確認するため、担当者が女性を訪問し、改めて聴取したところ、いわゆる「かたり調査」であると分かったということです。
国勢調査員をかたる人物は男で、
・40~50歳くらい
・白のワイシャツに黒のスラックス
・普通体型で身長165~175㎝くらい
ということです。
総務省などでは、「国勢調査の調査員が金銭を要求することや口座番号などを聞き出すことはない」などとして、国勢調査をよそおった詐欺や不審な調査に注意するよう呼びかけています。