静岡県は9月16日、富士山の2025年の夏山シーズンの登山状況を発表し、入山料の収入の見込みは約4億円に上ると明らかにしました。静岡県側の入山者の数は、10万3000人ほどでした。

県は16日、富士山の2025年7月から9月10日までの夏山シーズンについて、静岡県側の登山状況の速報値を発表しました。

それによりますと、5合目で受け付けをした入山者の数は、富士宮口7万1245人、御殿場口9892人、須走口2万1804人の合わせて10万2941人でした。

一方、県が2025年の夏山シーズンから始めた登山者1人あたり4000円の入山料の徴収について、収入の見込みは4億63万6000円に上るということです。

富士登山を巡っては、弾丸登山などの問題を受け、山梨県に続いて静岡県も条例を制定し、2025年の夏山シーズンから入山料を徴収したほか、午後2時から登山道の通行を規制するなどしました。

県は、入山者の数と入山料の収入の確定値を9月末に発表する予定です。