聴覚に障害がある人たちのスポーツの国際大会デフリンピックが、2025年、初めて日本で開催されるのを前に、大会をPRするキャラバンカーが高知を訪れています。高知からは2人の選手が出場する予定です。

デフリンピックは、11月、100周年となる大会が初めて、日本で開催される予定で、県内からも2人の選手が出場します。キャラバンカーは10日から高知で活動していて、11日に県聴覚障害者協会のメンバーらが県庁を訪れました。大会メインカラー、「桜色」で彩られたキャラバンカーは主な開催地、東京に向けて全国を巡っています。11日はメダルのレプリカが展示され、大会がPRされました。

このあとメンバーは桑名市長を訪問しました。桑名市長は「デフリンピック」や「高知市」を意味する手話を教わり、「デフリンピックが手話を広める機会になるのでは」と意見を交わしていました。

(一般社団法人高知県聴覚障害者協会 竹島春美 会長)
「とにかく知ってもらうことで、(耳が)聞こえないアスリートがいること、聞こえる人に負けないくらい頑張ってスポーツをしていることを知っていただきたい」

キャラバンカーは13日(土)まで県内選手の母校などを巡ることになっていて、競技の体験教室などが予定されています。