労働時間やコスト削減につながる乾いた田んぼに種をまく稲作の見学会が山梨県中央市で行われました。

三浦正則リポーター:
「中央市の田んぼです。まだ色づく前ですが、しっかりと稲穂も実っています」
「実はこちら、水を張らない田んぼで育てられたものです」

水を張る前の田んぼに直接種をまく栽培は、印刷会社が運営する中央市のたとみ農園が試験的に始めたものです。

この乾田直播栽培は苗づくりや田植えを省略し、労働時間や作業コストが大幅に削減できるメリットがあります。

4日は農家や高校生ら約50人が参加して見学会が行われました。

見学会ではコストが従来の稲作の半分になることや、雑草対策としてドローンで除草剤をまくスマート農業との併用を紹介しました。

たとみ農園 井上雅博代表:
「色んな方々に聞いていただけのは地域の農業にとって本当に良かった」
「(乾田直播)が当たり前にできるようになることが日本の農業にとって良いことだと思う」

たとみ農園はこの稲作に適した品種の選定や栽培のマニュアル化を進めることにしています。