広島市佐伯区のスーパーで従業員が殺害され金庫が奪われた事件は3日、未解決のまま発生から25年を迎えました。警察は情報提供を呼び掛けています。

この事件は2000年9月3日、広島市佐伯区五日市中央にあった「マルショク五日市店」で、従業員の新谷進さん(当時36歳)が何者かに刃物で刺されて殺害され、店の手提げ金庫が奪われたものです。

警察は発生から25年となる3日、JR五日市駅で、犯人が事件当時身に着けていたとみられるズボンや運動靴などが掲載されたチラシを配り、情報提供を呼びかけました。

警察にはこれまでに208件の情報が寄せられ、延べ18万9000人あまりの捜査員を動員しましたが、未だ事件解決には至っていません。

佐伯警察署 石丸孝司署長
「どんなに月日が流れても、ご遺族の方は事件の解決を望んでおられます。一日も早く、被害者とご遺族の無念を晴らすことができるように全力を尽くす」

この1年間、新たな情報提供は寄せられていないということで、警察は「わずかな情報が事件解決に繋がる。引き続き情報提供をお願いしたい」としています。

情報提供は佐伯警察署捜査本部(082・922・0110)まで。