岡山市内で路面電車を運行する岡山電気軌道は、先月(7月)、運賃の上限を現在の140円から160円に値上げする申請を国土交通省に提出していましたが、きょう(29日)認可され、正式に変更を届け出ました。これにより、路面電車の運賃は今年10月1日から均一160円になります。

現在の路面電車の大人運賃は、東山線の岡山駅前から県庁通りまでと、清輝橋線の岡山駅前から郵便局前までの区間が120円、それ以外が140円となっていますが、10月からはすべての区間で均一160円になります。

JR岡山駅への乗り入れに伴う線路などの工事費が近年の原材料高騰により増加したことや、人手不足解消のための人件費増加などを理由に値上げを申請していたもので、岡山電気軌道は、「今後は、現在進行中のJR岡山駅乗り入れによるJRや路線バス等との乗り継ぎ時間短縮や市内中心部への所要時間短縮等、より一層の利便性向上に努めてまいります」とコメントしています。