アメリカのトランプ大統領が開いたパレスチナ自治区ガザの「戦後計画」をめぐる会合で、出席したイスラエルの政府高官が「ハマス以外の勢力による統治が必要だ」と述べたとアメリカメディアが報じました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、27日にトランプ大統領がホワイトハウスで開いたガザの「戦後計画」をめぐる会合には、イスラエルのネタニヤフ首相に近いデルメル戦略問題相も出席しました。

デルメル氏は会合で、イスラエル軍はガザでの戦闘終結後、「長期にわたって占領する意図はない」と述べた一方で、イスラム組織ハマス以外の勢力がガザを統治する必要があるとの認識を示したということです。

ただ、具体的にどの勢力が統治を担うのかは示されず、アメリカ政府当局者は「重大な疑問が残ることが明らかになった」と話しているとしています。