与那国町長選挙で初当選を果たした上地常夫町長が28日、初登庁しました。9月に実施が予定されている日米共同訓練については、慎重な姿勢を示しています。

初登庁した上地町長は、集まった職員に対し自身の町職員時代を振り返りながら抱負を述べました。

与那国町では来月の日米共同訓練で、米軍の高機動ロケット砲システム「HIMARS」が展開されることが判明しています。これについて上地町長は、まだ正式な連絡はないとした上で、次のように述べました。

高機動ロケット砲システム「HIMARS」(DVIDSより)

▼上地常夫与那国町長
「大がかりな日米共同訓練はこの島に馴染まないと言ってきたので、そのような訓練の説明があった場合には、ご遠慮くださいとお断りするつもりでございます」

防衛省は近日中に町に「HIMARS」の展開について説明するとみられていて、日米共同訓練の動向や町の対応が注目されます。