警察庁は、来年度予算の概算要求におよそ3476億円を計上し、そのうちサイバー空間の脅威への対処としておよそ64億円を盛り込むことを発表しました。
警察庁はきょう(28日)、来年度予算の概算要求を発表し、一般会計の総額で2025年度の当初予算と比べ365億円の増加となるおよそ3476億円を計上しました。
このうち、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の運用に向けて、攻撃元のサーバーを無害化する機材や環境の整備、対処能力を向上させるためのトレーニング費用などとして64億5700万円を盛り込みました。
サイバー関連以外では、治安対策上の脅威と位置づける「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の対策などとして、40億300万円を計上。
犯罪グループから押収した携帯電話などを生成AIが分析し、相関図などを作成するシステムを新たに導入して、中核的人物の摘発に向け実態解明を進めるとしています。
また、海外を拠点とした組織的詐欺について、日本が主導して東南アジア諸国の捜査幹部を招き、国際会議を開催し、緊密な連携を強化するほか情報共有を図る方針です。
注目の記事
物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】

「腹が立つ。行く気持ち失せた」"奪われた"万博チケット...誰かが不正ログイン→勝手に譲渡されていた!博覧会協会は『返金・再交付できない』警察への被害届は『受理されない』

服にくっついてイラッ「ひっつき虫」の世界 対処法は?実は“あの製品”開発のヒントにもなっていた

「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?
