香川県の有形文化財に高橋由一の油彩画群など2件が指定されました。近代洋画では初めてです。

指定されたのは、金刀比羅宮に所蔵されている高橋由一の油彩画群

県が所有する小林萬吾の渡舟です。

このうち高橋由一の油彩画群は27作品あり、近代絵画史の始まりとなる象徴的な作品群としての価値が評価されました。

「豆腐」は写実性が高く、油彩ならではの質感で表現した代表作です。

「琴平山遠望」は、金刀比羅宮を中心に明治時代の風景が描かれています。

(金刀比羅宮 琴陵泰裕宮司)
「当時こちらの絵を見た皆さんが驚いたということで精緻を極めた絵画を皆さんにはじっくり見ていただきたいと思います」

金刀比羅宮ではあす(28日)から、高橋由一の油彩画群を無料で特別公開します。