今年5月、香川県高松市の男木島沖で観光船が炎上した事故で、乗客らの救助に駆け付けた漁船の男性船長に感謝状が贈られました。

海上保安庁と香川県から漁船・萬吉丸の谷澤清隆船長に感謝状が贈られました。

(救助された乗客 事故直後のインタビュー)
「やばいと思いましたが、漁船が来てくれて、船長が早く乗れと言ったので、すぐ飛び乗りました」

この事故は、5月16日、瀬戸内国際芸術祭の会場を巡っていた観光船が高松市の男木島沖で炎上したものです。谷澤さんはサワラ漁に向かう途中に黒煙を上げる船を見つけ、乗客乗員25人を漁船に移動させ救助しました。

(漁船 萬吉丸 谷澤清隆船長)
「だれでもあの状況だったら助けに行く。死人が出ずにみんな助かった。良かったと思う」

瀬戸内国際芸術祭の夏会期が始まり、船の往来が増えていることから、香川県は、船舶事業者に安全走行の徹底を呼びかけるとしています。