中学生が学校やクラブで学んだ英語を使って、地域に住む外国人と触れ合いました。コミュニケーション能力の向上を目的としたもので、瀬戸内国際芸術祭の会場になっている香川県東かがわ市で実施されました。

「東かがわ市で私の一番お気に入りの場所は“とらまるパペットランド”です。人形劇が見られます。聞いてくれてありがとうございます」

東かがわ市が運営する英語クラブに通う中学生が、地域に住む外国人と一緒に引田の町を歩きました。学校やクラブで学んだ英語を活用してもらおうと市が実施したものです。生徒たちは、瀬戸内国際芸術祭の会場になっている町を案内。おすすめスポットも紹介しました。

「この建物は何?」
「この建物はヌーべルポストと言って、90年前はこの建物は郵便局でしたが、今はカフェになっていてお茶が飲めます」
「中に行きましょう」

アイロンビーズやプラスチックゴミなどの素材で大漁旗を表現した芸術祭の作品の前では…。

「この作品はペットボトルのキャップをプレスしたものです」

英語でのコミュニケーションに少々とまどい気味の生徒たち。様子を見に来た市の教育長が話題を振ります。

(東かがわ市教育委員会 松浦隆夫教育長)
「ブリってなんていうの、ブリ」
(参加した中学生)
「イエローテイル」
「引田はブリで有名な場所です」

「東かがわ市で私の一番お気に入りの場所は“芝桜”です」
「(ガイドをするのは)初めてだったんですけど、楽しくできてよかったです」「楽しかったです、緊張したけど」
Q「(外国人が)道に迷っていたらどう声をかける?」
「Excuse me, are you ok?」

(参加した外国人)
「最高の経験でした、中学生たちはとても頭がいい」
「生徒たちの英語はとても上手だった、ナイス」

東かがわ市では、今後も生徒たちが英語を使ってコミュニケーションが取れるイベントを開催していきたいとしています。