戦後80年です。戦争で犠牲になった人たちの冥福を祈り平和への願いを新たにする香川県の追悼式が行われました。

追悼式は香川県庁で行われ、約100人の遺族が参列しました。太平洋戦争や高松空襲などによる香川県の戦没者は今年4月1日現在で3万7907人で、この1年間で原爆死没者が17人増えました。

(参列した遺族)
「世界を見たら本当に戦争が絶えんでしょう、見るたびに涙が出るいうんかな」「(戦争は)するべきじゃないでしょう、絶対にするべきじゃないです。そういうことがないようにというのが一番の願いです」

今年は、戦争の記憶を若い世代に受け継ぎ平和へのメッセージを発信しようと、高校生が作文を朗読しました。

(津田高校2年 三好彩心さん)
「曾祖父をはじめ戦争を経験した方々の人生があってこそ、いまの私たちの平和があります。そのことを忘れずに、私は平和の尊さを胸に精一杯生きていきたいと思います」

参列者は、祭壇に花を供えて戦没者を悼み、世界中に平和が訪れることを心から願っていました。