去年10月に無罪判決が確定した袴田巌さんのドキュメンタリー映画の無料上映会と監督らによるトークショーで、死刑や再審について考えるシンポジウムが、山梨県立文学館で行われました。
映画「拳(けん)と祈り」は市川三郷町出身の笠井千晶監督が、一時は死刑判決となるも再審で無罪となった袴田巌さんの20年間を撮影した作品です。
きょうはこの映画の無料上映会のほか袴田さんの姉、秀子さんと笠井監督によるトークショーが行われました。
袴田秀子さん「今でも冤罪で苦しんでいる方がたくさんいらっしゃいます。そういう方たちもお助けしなきゃいけないと思っています。」
トークショーでは袴田さんが刑務所で精神に異常をきたし、秀子さんすらも面会を拒否された話など、当時の様子を赤裸々に語りました。
主催した山梨県弁護士会は、死刑制度や再審制度について考えるきっかけになってほしいとしています。














