<水野涼子キャスター>
盛り土を造成したとされる事業者が静岡県を訴えた裁判。原告は土砂を撤去するよう求めた県の措置命令の取り消しを求めています。
争点はいくつもありますが代表的なものを上げます。まず「条例の適用」です。原告は2011年に土地を手放しており、10年以上さかのぼって新条例を適用できないと主張します。これに対して、静岡県は再三の行政指導を無視し、放置しているのであって、今も違法な盛り土行為は継続しているとして、条例は適用できるとしています。
また、「盛り土の行為者」について、原告は撤去命令の出ている土砂は別の人によるものとして、行為者でないと主張し、静岡県は第三者が盛り土をした根拠がなく、原告による盛り土行為だとしています。
すでに始まっている行政代執行の費用は、最終的に15億円に膨らむ見立てもあり、費用の回収が不透明となっているなか、今回の裁判が費用の回収の方向性を示すものになるとみられます。
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」“だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取も… 詐欺手口の全貌

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









