19歳の養女に対する準強制性交等事件と14歳の実の娘に対する監護者わいせつ事件を起こした50代の父親の裁判です。
福岡地裁小倉支部は「被害者の肉体的、精神的苦痛や人格形成への影響は計り知れない」と厳しく指摘し、懲役10年の判決を言い渡しました。
判決によりますと北九州市内に住む50代の父親は2021年10月、性的虐待により拒絶できなくなっていた19歳の養女に性的暴行を加えたうえ、おととし3月には、監護者としての影響力に乗じて14歳の実の娘にわいせつな行為をしました。
これまでの裁判で50代の父親は起訴内容を認めていました。

31日の判決で福岡地裁小倉支部は「被害者の肉体的、精神的苦痛の程度や人格形成への影響は計り知れない」と厳しく指摘。
「前科がなく事実を全て認めて謝罪の言葉を述べるなど、酌むべき事情を十分に考慮しても長期間の服役は避けられない」として50代の父親に懲役10年の判決を言い渡しました。