イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザでの死者が6万人を超えました。支援物資の搬入が制限されていることで餓死も相次いでいて、深刻な人道危機に見舞われています。

ガザ保健当局は29日、おととし10月のイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘開始以降、ガザで6万34人が死亡したと発表しました。

イスラエル軍は3月に停戦を破ってガザへの大規模な攻撃を再開させて以降、各地への攻撃を続けていて、中東アルジャジーラは29日、過去24時間で81人が死亡したと報じました。

また、イスラエルがガザに搬入される人道支援物資を制限していることから餓死する人も相次いでいて、これまでに子ども88人を含む147人が死亡したということです。

地元メディアは90万人以上の子どもが飢えに苦しんでいると伝えていて、国際社会からはイスラエルを非難する声が高まっています。