香川大会はきのう(27日)が決勝。尽誠学園が英明を下し、9年ぶり12回目の夏の甲子園出場を決めました。一夜明け、ナインは次の目標、日本一へと動き始めています。
(西村太監督)
「優勝したことは、きのう時点で優勝したという過去なので、これからどこを目指してやるか、そこががいちばん大事」
優勝から一夜明けたけさ(28日)、選手たちが喜びの余韻に浸りつつ練習場にやってきました。掃除やストレッチなどでゆっくりと過ごしながら、甲子園へと気持ちを切り替えます。
(生田大悟選手)
「優勝した時の喜びの余韻がまだ昨夜ベッドに入ってもあったので、寝る時間が遅くなりました。きのうよりは切り替えられていて、甲子園に向けてしっかりやろうという感じです」
(西條蓮選手)
「きのう勝った瞬間はうれしかったですが、試合ではチームに迷惑をかけてしまったので、早く練習したいという気持ちだけです」
きのうの決勝。尽誠学園は、3年連続、夏の甲子園を目指す英明と対戦しました。
1回表、英明が初回から仕掛けます。1アウト3塁1塁とチャンスを広げ、バッターボックスには、4番・丸與。センター前へのタイムリーで英明が先制します。
後続の5番・高田もレフト前へのタイムリーで続き、連打で得点を重ねます。
1回ウラ、反撃に出たい尽誠学園は2アウト2塁の場面で、主将でエースの4番・廣瀬が打席に入ります。
センターを越える打球がタイムリースリーベースに。これで火が付いた尽誠打線。猛打を浴びせ5対2と逆転します。
さらに尽誠学園は7回ウラ、3番・生田がソロホームランを叩き込み、6対2と突き放します。このままリードを守り切った尽誠学園が9年ぶり12回目の夏の甲子園を決めました。
(廣瀬賢汰主将)
「勝ててよかったです。自分たちの野球を貫いて日本一という目標に近づけるよう頑張りたい」
夏の甲子園は来月(8月)3日に組み合わせが決まり、5日に開幕する予定です。