アメリカのトランプ大統領は大型減税の延長などをめぐって対立を深めている実業家のイーロン・マスク氏について、「繁栄を望んでいる」とSNSに投稿しました。

トランプ大統領は24日、電気自動車メーカー「テスラ」や宇宙企業「スペースX」などを経営するマスク氏について、「政府の大規模な補助金の一部、または全てを打ち切ることで、私がイーロン(・マスク氏)の企業を破壊すると誰もが主張するが、事実ではない!」と投稿しました。

そのうえで、「イーロン(・マスク氏)と全てのアメリカ企業の繁栄を望んでいる」と主張しました。

マスク氏はトランプ氏の大統領選挙を資金面などで支援し、政権発足後は歳出削減に取り組む政府効率化省を率いてきましたが、大型減税の延長などの主要政策を盛り込んだ法案に激しく反発。

トランプ氏がマスク氏の経営する企業への政府補助金の削減を示唆するなか、マスク氏は新党の結成を発表するなど、対立が深まっていました。