前半戦を2位で終え、2年連続のパ・リーグ優勝を見据える福岡ソフトバンクホークスは22日、石塚綜一郎選手(24)、廣瀨隆太選手(24)、大野稼頭央投手(20)、3人の1軍登録を抹消した。

石塚綜一郎選手

持ち前の長打力を買われ、昨季途中に支配下登録された6年目・石塚選手は、6月17日に再昇格すると、復帰初戦の同月19日の広島戦でタイムリー2ベースヒット。翌20日の阪神戦でも、同点で迎えた延長10回に連日のタイムリー2ベースヒットを放ち、これが決勝打に。チームを勝利に導いた。しかし、その後、思うように成績を伸ばせず、打率は2割8厘と低迷、7月の打点はゼロだった。

【石塚綜一郎選手の今季成績】
試合22/打率.208/打点5/本塁打0

廣瀨隆太選手

2年目の内野手・廣瀨選手は4月5日に今季初の1軍登録されると同月12日のロッテ戦でホームランを含む3安打2打点と活躍、その後も1軍帯同を続けていたが5月に入り、一度抹消される。7月10日に再び昇格したが、ここから5試合でノーヒットだった。

【廣瀨隆太選手の今季成績】
試合30/打率.224/打点7/本塁打1

大野稼頭央投手

高卒3年目・20歳の大野投手は5月27日にプロ入り後初昇格、6月1日の楽天戦で初の1軍マウンドに上がると、1イニングでヒットを1本許したが無失点で切り抜ける。同月11日の巨人戦では、初の回またぎ、2イニングを無失点に抑えた。その後、一度は2軍に戻ったが、同月29日に再昇格を果たすと、7月10日のオリックス戦では頓宮、紅林といった強打者をセカンドフライに仕留め、1イニングを無失点。しかし、12日の楽天戦ではピンチでマウンドに送られると、パ・リーグの首位打者争いを繰り広げる村林にタイムリーを打たれるなど、悪い流れを止められなかった(大野投手に「失点・自責点」は付かず)。

【大野稼頭央投手の今季成績】
試合4/0勝0敗/防御率0.00

なお、3選手の再登録は最短でも8月1日以降になる。