福島第一原発の事故に伴う除染で出たいわゆる「除染土」について、環境省はあす(19日)、福島県内の中間貯蔵施設から総理官邸に向けて運び出すと発表しました。
福島第一原発の事故後に発生した除染土をめぐっては、2045年までに福島県外で最終処分することが決まっています。
こうした中、環境省はきょう(18日)、福島県にある中間貯蔵施設から約2立方メートルの除染土を、あす未明に運び出すと発表しました。
除染土は、あすの午前中に総理官邸の前庭に運び込まれ、縦横およそ2メートル、高さおよそ60センチに積んで、その上に通常の土を20センチほどかぶせて芝生を張るということです。
除染土が福島県外で再利用されるのは初めてで、工事はあさって20日までに終了する見込みです。
浅尾環境大臣は今月(7月)1日の会見で、「日本の象徴的な場所の1つで安全性をしっかりと示していく」などと説明していました。
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