◇7月17日(木)福岡ソフトバンクホークス(パ2位)vs千葉ロッテマリーンズ(パ6位)/北九州

珍しい事態が起きた。17日に北九州市民球場で行われたソフトバンク対ロッテの一戦。

試合は2-1とロッテがリードしていた3回裏、落雷の恐れがあるため中断に入った。中断から1時間5分後、雨雲が抜け、試合が再開される。

そのまま試合が進み、5回裏、ソフトバンクは牧原大成のタイムリーで同点とする。

しかし6回、マウンドに上がった3人目の川口が、ロッテ上田にプロ初ホームランを許すなど、この回4失点。なおも2アウト満塁の場面で、雨が強くなり、試合はこの日、2度目の中断に入った。得点は6-2でロッテがリードしていた。

中断から12分後、審判が降雨によるコールドを宣告。ここで珍しい現象が起きた。規定によりスコアボードから6回表の得点が消され、場内でも2ー2の引き分けが最終結果とアナウンスが入る。

この結果、ロッテ上田のプロ初ホームランに、ソフトバンク川口のプロ初失点などが幻となった。

ロッテファンが陣取ったレフトスタンドの一角からは、大きなブーイングが起こったが、ソフトバンクとしては、雨に助けられた引き分けと言ってもいいかもしれない。