日本生命から三菱UFJ銀行に出向していた社員が、銀行側の内部資料を不正に持ち出し、営業に利用していたことがわかりました。

関係者によりますと、問題が起きたのは去年3月で、三菱UFJ銀行に出向していた日本生命の社員が銀行側の内部資料を持ち出して社内で共有し、営業活動に利用していたということです。

持ち出された資料は、窓口業務を行う銀行員の業績評価に関するものだとしています。

銀行の窓口は保険商品の大きな販売経路となっていて、商品を銀行の窓口で効果的に販売するために情報を利用していたとみられます。

日本生命は社員の処分については未定で、事案について「全容を調査中」としています。