中国の習近平国家主席は15日、オーストラリアのアルバニージー首相と会談し、アメリカのトランプ関税を念頭に多国間主義や自由貿易を擁護し、経済面での協力を進める方針で一致しました。
中国外務省によりますと、会談は北京で15日に行われ、習主席は「中国とオーストラリアの関係は近年、低調だった時期を脱し、転換点を迎えた」と指摘。
オーストラリアに対して友好的な姿勢を示し、各国に対し、高関税政策をとるアメリカのトランプ政権を念頭に、「国際的な公平と正義を維持し、多国間主義と自由貿易を擁護するよう」呼びかけました。
一方、アルバニージー首相も「中国の発展はオーストラリアにとって極めて重要だ」と指摘。「中国と共に多国間主義を堅持し、自由貿易の維持に努力する」として、気候変動対策や医療技術分野などでの協力に意欲を示しました。
中国とオーストラリアは、新型コロナウイルスの調査などをめぐって一時、対立が続いていましたが、2022年にアルバニージー政権が発足して以降、関係が好転。中国が課していたオーストラリア産のワインや牛肉などへの制裁関税を次々と解除するなど、関係改善が進んでいます。
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