ウクライナのゼレンスキー大統領はスビリデンコ第1副首相兼経済相に首相への就任を打診したことを明らかにしました。

ゼレンスキー大統領は14日、ユリヤ・スビリデンコ第1副首相兼経済相と面会し、首相職を打診したことを自身のSNSで明らかにしました。

ゼレンスキー氏は経済的潜在力を高め、国内の兵器生産を拡大するため、スヴィリデンコ氏が政府を率い、その活動を刷新するよう提案したとしています。スビリデンコ氏は4月末にアメリカとウクライナの間で結ばれた資源協定の交渉で中心的な役割を果たし、その手腕が評価されていました。

ゼレンスキー氏としてはスビリデンコ氏を首相にすることによって、アメリカとの関係強化に繋げる狙いもあるとみられます。

ウクライナメディアによりますと、正式な任命にはシュミハリ現首相が辞表を提出し、新首相が議会で承認を得る必要があります。

ゼレンスキー氏はウメロフ国防相を駐米大使に任命する考えも示していて、大規模な内閣改造が検討されています。