日本のクルーズ船では初めてLNG=液化天然ガスで航行できる新造客船「飛鳥III」が14日、博多港に入港しました。

14日、福岡市の博多港に大型クルーズ客船「飛鳥III」が入港しました。
RKB 小松勝記者
「飛鳥IIIが博多港に入ってきました。全長230メートルということでその迫力を感じます」

日本郵船のグループ会社郵船クルーズが34年ぶりに新造した「飛鳥III」は、国内のクルーズ客船として初めて重油や軽油のほか、LNG=液化天然ガスを燃料として使用できるエンジンが搭載されています。
博多港では脱炭素化の取り組みの一環として液化天然ガスなどを燃料とする環境に配慮した船舶に入港料の減免を行っています。
福岡市 光山裕朗 副市長
「LNG、液化天然ガスははCO2削減の観点からたいへん環境にやさしい燃料。これから飛鳥IIIのような環境にやさしい船をどしどし受け入れていきたい」
このあと「飛鳥III」は日本で初めて海上での液化天然ガスの燃料補給が行われる予定です。