中国の公安当局はミャンマー北部を拠点とする特殊詐欺などの犯罪組織を捜査し、これまでに5万7000人以上の中国籍の容疑者を拘束したことを明らかにしました。
中国国営の中央テレビによりますと、中国の公安当局はミャンマー側と協力し、ミャンマー北部で活動していた4つの犯罪組織を摘発して「壊滅的な打撃」を与え、これまでに中国籍の容疑者5万7000人以上を特殊詐欺などの容疑で拘束したということです。
特に、ミャンマー北部のコーカン自治区で初代主席だった白所成被告が率いる「白家」と呼ばれる組織は、2015年以降、政治や軍事、経済などの分野での影響力を背景に、41の「パーク」と呼ばれる大規模な犯罪拠点を運営。
多数の犯罪集団を呼び込んで、特殊詐欺やオンライン賭博などの犯罪行為を行っていたとされています。
中国の公安当局の調べで、「白家」は3万1000件以上の詐欺や、違法薬物およそ11トンの製造・密売、中国人6人の殺害のほか、誘拐、売春、賭博、密入国などに関与したことが判明したということです。
中国側が白被告らを指名手配したところ、去年1月、ミャンマー側が身柄の引き渡しに応じ、中国の検察当局はこれまでに白被告ら「白家」の幹部21人を起訴しました。
中国では去年、およそ7万8000人が特殊詐欺関連で起訴されるなど、日本と同様に特殊詐欺が大きな社会問題となっていて、中国政府による摘発は取り締まりを強化している成果を国内外に強くアピールする狙いがあります。
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