イギリスとフランスが主導するウクライナの支援に関する有志連合の首脳会合が開かれ、停戦後の「安全の保証」のための軍事計画を策定し、これを継続して準備するための作戦本部をパリに設立することを決めました。
イギリスのスターマー首相とフランスのマクロン大統領は10日、ウクライナの支援に関する有志連合の首脳会合をオンラインで開きました。
イギリスの首相官邸によりますと、会合ではウクライナの「安全の保証」に向け、停戦後、速やかに部隊を展開できるよう計画の策定を続けるため、パリに作戦本部を設置することを決めました。本部は1年後にはロンドンに移転するとしています。また、ウクライナの首都キーウにも調整機関を設置する予定です。
策定された軍事計画では、停戦後、ウクライナ軍の再建を支援するため兵器などの提供や訓練のための専門家を派遣するほか、ウクライナの空や海の安全確保を行うとしています。
会合にはゼレンスキー大統領やイタリアのメローニ首相のほか、アメリカのケロッグ特使らがオンラインで参加しました。アメリカの代表がこの有志連合の会議に参加したのは初めてだということです。
スターマー首相はこの軍事計画について声明で、EU=ヨーロッパ連合やNATO=北大西洋条約機構、アメリカなど「30か国、200人以上の担当者間で調整が行われた」と発表。「ウクライナ軍の再建を支援することは、ウクライナの平和と安定を取り戻す能力を強化し、ロシアをけん制する最良の手段だ」としています。
注目の記事
年末の大掃除に「終活」の視点を! 実家の片付け、業者に委託すると…費用は平均100万円! 溜めこまないコツは「日ごろから…」

コメダ珈琲を訪れた80代男性「100万円を持って来ている」ベテラン店員が感じた“違和感” 特殊詐欺被害を防いだ「いつもの会話」

「役員は下を向いて黙っているだけ」笹子トンネル事故で亡くなった姉 中日本高速道路の姿勢に妹が感じた“諦め” 【天井板崩落事故の遺族の訴え 前編・中編・後編の前編】

お年玉の由来って何?お金じゃなくて「餅だった」説&「大人同士のやり取りだった」説 歴史学から見ると

「カビた部分だけ捨てる」は誤解 中には“最強クラスの発がん性”を持つ毒も…加熱しても消えない『カビ毒』の正体

「私の長女は事件で亡くなりました。はっきり言うと、殺されました」20年前に殺人事件で長女(28)を失った父親が訴える「命」の意味【前編】









