香川県善通寺市で、市議会議員による職員への不当要求やハラスメント行為があったとして、市長が議会に申し入れを行いました。
善通寺市の辻村市長が市議会の安井議長を訪ね、申し入れ書を手渡しました。それによりますと、現在3期目の中村晋章市議から、職員への不当要求やハラスメント行為と思われる言動が多数確認されているということです。規定に反した働きかけや職員個人への誹謗中傷行為で職務の執行が妨げられたとしています。

(辻村修善通寺市長)
「職員の方から改善を求めてまいりましたが、改善の兆しはみられず、職員を侮辱するなど業務の妨げになる悪質な行為が続いておりました。厳しい処罰とかそういうのではなくて、今後こういうことが二度と起こらない、そういう職場環境になるようにお願いしたい」
申し入れを受けて中村議員は「身に覚えがない。市民などから要望を受けた際に熱を持って職員に話すことはあるが、強い口調で話したことはまったくない」とコメントしています。
安井議長は「市民の信頼を損なわないよう速やかに事実関係を確認する」などと述べ、近く議会運営委員会を開き対応を協議する考えを示しました。