アメリカ南部テキサス州で発生した洪水による死者は100人を超えました。避難勧告が遅れたことについて、自治体は「オオカミ少年になりたくなかった」と述べていて、行政の責任を問う声があがっています。
4日にテキサス州で発生し、歴史的な被害を出した洪水。
記者
「川の上を捜索のヘリコプターが飛んでいます。かなり低い高度で飛んでいます」
死者は州全体で子どもを含む104人にのぼっていて、キャンプに参加していた少女10人らの行方も依然として分かっていません。川の周辺ではボランティアも加わり、行方不明者の捜索が続いています。
消防当局者
「家族を失った人たちに対してできる限りのことをし、少しでも区切りをつけられるよう努めています」
記者
「川にかかっている橋の欄干が完全に破壊されてしまっています」
町の復旧もままならないなか、住民は生活を続けています。
住民
「ガソリンや食べ物などが必要です。何日も家に閉じ込められていたので」
洪水の被害をさらに拡大させたのが…
川辺の施設のオーナー
「洪水の警報は全くありませんでした」
事前に危険を知らせる警報や避難勧告が住民に十分届かなかったのです。
避難勧告を出す責任を負いながら、事前に勧告を出さなかった地元の自治体。警戒対象の地域が広大なため、地域全体に勧告を出すと大きな混乱が生じかねません。適切な場所を選ぶことが難しく、勧告を出すことをためらってしまったと釈明しています。
カーヴィル市の担当者
「オオカミ少年のようになりたくないと思い、判断が難しかった」
一方、トランプ政権による国立気象局の人員削減が影響したのではないかという指摘に対して、ホワイトハウスの報道官は…
ホワイトハウス レビット報道官
「気象局は洪水が襲うよりもかなり早く警報を出しました。トランプ大統領のせいにするのは下劣なうそです」
十分な人員を配置して警戒にあたり、警報も事前に出していたと反論しました。
トランプ大統領が11日に被災地を視察するとしていますが、対応のさらなる検証が求められそうです。
注目の記事
【シリーズ人口減少・宮城①】3本柱で人口減少に抗う!東北唯一の"自立持続可能性自治体"大衡村の取り組みとは

ペットもかかる“熱中症” 散歩や室内での過ごし方など これまでの当たり前は通用しない? 飼い主が知るべき「新常識」

80年以上口を閉ざしてきた記憶 満州での過酷な逃避行と母の決断 91歳男性の証言【終戦81年】

「私はすぐさま殺しに行きました。飛びかかりに行きました」裁判所で娘を殺害した少年に対面した父 遺族を襲うマスコミの過熱報道と司法の壁「減刑された理由はなんですか、裁判長」【女子中学生殺害遺棄事件/第3話】

11歳息子を殺された父「加害者との糸を絶やさない」関係を断てば「望む謝罪・賠償すら得られない」受刑者から途絶えた手紙…面会で知った真相に怒り「裏切られた」

中国のカキ養殖ブイ「環境に優しい」はずが大量の漂着ごみに… 扱いを誤ると破裂のおそれ、まるで “風船爆弾” 安全な処理方法とは









