甲子園出場をかけた夏の高校野球香川大会は6日に開会式が行われ、10日に開幕します。シリーズでお伝えする注目校。今回は、13年ぶりの夏の甲子園出場を目指す四国学院大学香川西です。

【画像①】

夏の甲子園に過去、4回の出場経験がある四国学院大学香川西です。54人の部員が日々、競い合っています。

(高嶋要人主将【画像②】)
「チーム力も上がってきて、やっと夏の大会前と言う実感が湧いてきて、一人一人が自覚を持って、意識高く練習に励んでいます」

【画像②】

チームのスローガンは信じる力と書いて「信力(しんりょく)」です。努力が結果につながると信じて練習してきたことで、ロースコアで耐える守備や少ないチャンスをものにする打撃といった「粘り強さ」を身につけました。

(高木稔之監督【画像③】)
「とにかく粘り強く守るとか、攻撃もすべて粘り強くできれば、ゲームになるなと思うので、この夏の大会は期待しています」

【画像③】

打撃はチャンスに強い上位打線が軸です。春の県大会で2番を打った竹内選手【画像④】はミート力が高く、得点圏にランナーを置いた場面では特に力を発揮します。

(竹内凛太郎選手)
「前の打席で高嶋主将が出塁してくれたら、帰塁させるという気持ちと、アウトになってしまっても自分からチャンスをつくるという意識でバッティングしていきます。甲子園に出たいので自分が打って甲子園を決めるという気持ちでやります」

【画像④】

後ろに控える3番竹下選手【画像⑤】も打撃センスが光ります。前でつくったチャンスをものにするために、チームにとって欠かせない存在です。

(竹下叶晃選手)
「夏の大会は打率もですが、チャンスで1本が大事だと思っているので、チャンスで1本打てるように頑張りたい。大会でホームランを打ってチームに貢献したい」

【画像⑤】

ピッチャーは2年生の佐藤投手【画像⑥】が鍵です。ストレートに自信があると言い、球速はMAX135キロ。春の県大会は、6試合に登板し、2年生ながら信頼を置かれています。さらに、体の柔軟を活かしたサイドスロー気味のフォームで、球の出所を見えづらくする村松投手【画像⑦】。どの球でもカウントが取れると言う器用な東投手【画像⑧】など、豊富な投手陣が控えます。

(佐藤暖太投手)
「3年生は最後の夏になるので、3年生と一緒にプレーして勝って、最後にみんなで笑って終わりたい」

【画像⑥】
【画像⑦】
【画像⑧】

この夏、チームが目指すのは13年ぶりの甲子園の舞台です。

(高嶋要人主将)
「自分を信じて、チームメイトを信じて、今まできつい練習をしてきたので、やってきたことを信じて54人全員でメンバー関係なく挑んで、最終的には全試合結果で勝ち切って、甲子園という目標にたどり着けると思っています」

四国学院大学香川西は、大会3日目、高松市のレクザムスタジアムで高松南と初戦を戦います。