甲子園出場をかけた夏の高校野球は香川大会が今月10日、岡山大会が12日開幕です。RSKイブニングニュースでは注目校をご紹介します。今回は、春の県大会で52年ぶりの準優勝と勢いに乗る、香川の高松工芸です。

「追い込んでいきましょう」

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今年、急成長を見せる高松工芸野球部です【画像②】。

【画像②】

(寺村圭剛監督)
「春の大会の勝因。バントで自分たちの攻撃のリズムを作れたことをもう一度確認して、精度の高いバントをしていきましょう」

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チームの特徴は、バントを中心とした機動力をいかした野球です。出塁した走者を1つでも前に進める高い意識が、春の香川大会準優勝につながりました。3年生は入部してから公式戦で勝てない時期が続いていましたが、春の勝利が自信につながっています。

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(西川碧央主将 (3年)【画像⑤】)
「勝てない時期が続いていましたが、その試合ごとにミーティングをして、なんのプレーに対しても1球目や1つ目の動きを意識しているので、あと1か月そこを詰めていきたい」

【画像⑤】

高松工芸躍進の立役者となったひとりが、2年生エース、井上投手【画像⑥】です。制球力が抜群でフォアボールが少なく、カーブやスライダーなどの変化球を軸に打たせて取るピッチングが持ち味です。

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バッテリーを組む荒井選手【画像⑦】との2年生コンビがチームの守りを牽引します。

【画像⑦】

(井上恵太投手)
「先輩の代で投げるので、自分のせいで負けないように、真っ向勝負したい。最後まで笑って終われるように勝ち進んでいきたい」

打撃はクリーンナップの2人がカギを握ります。3番・井崎選手【画像⑧】は、春の県大会では打率こそ振るわなかったものの、ポテンシャルの高さは一目置かれています。

(井﨑昴志選手)
「春の大会では自分が思うような結果が残せなかったので、夏こそは最後の大会なので、チームが盛り上がる1打を打って見せつけたい」

【画像⑧】

4番・青木選手【画像⑨】は、春の県大会で打率は4割超えと、チームがつくったチャンスをものにするために欠かせない存在です。

(青木爽笑選手)
「チャンスで打席が回ってくることが多いので、ほかの打者よりプレッシャーを感じますが、その分、打った時の嬉しさは人より何倍もあると思うので、自分が勝ちに繋げられるバッティングをしたい」

【画像⑨】

3年生にとっては最後の夏。最高の結果を残したいと、チーム一丸となって甲子園初出場を目指します。

(西川碧央主将)
「3年生の中にも野球が最後という人もいると思うので、まずは一戦必勝で目の前のプレーを全力でやりたい。甲子園出場にいちばん近づいているので、それに向けて頑張ります」

高松工芸野球部の新たな歴史を刻めるか。初戦は、大会3日目です。