IOC=国際オリンピック委員会のコベントリー新会長は、就任後初めての理事会を終え、トランスジェンダー選手の競技参加へのルール作りについて、「IOCが主導的な役割を果たす」と表明しました。

IOC理事会はスイス・ローザンヌで2日間にわたって開催され、コベントリー氏が会長として初めて出席しました。

IOCはこれまで、トランスジェンダー選手の女子競技への出場について、各競技団体にルール作りを委ねてきましたが、理事会後、コベントリー氏は、今後はIOC内にワーキンググループを設置して議論していくと表明しました。

IOC コベントリー会長
「この問題について、IOCが主導的な役割を果たすべきであり、専門家を集めて国際連盟をまとめる役割を担うべきです」

トランスジェンダーの選手をめぐっては、トランプ大統領が2028年のロサンゼルスオリンピックへの出場を認めないよう求めています。