富士山の登山道と下山道の調査が行われ、調査の結果、山頂まで登山が可能と判断され、山梨県側は例年通りの7月1日の山開きが決まりました。

26日は県や富士吉田市の職員らおよそ20人が、富士山5合目から山頂まで吉田ルートの調査を行いました。

このうち、8合目の登山道では道をガイドするロープの一部が切れていたほか、一部では多少の残雪が確認されました。

ロープの破損は7月1日までに修繕可能で、雪も冬季閉鎖の解除に支障がないとして、県は、例年通り、来月1日に吉田ルートの山開きを決めました。

今シーズンの富士登山は5合目ゲートの閉鎖時間が去年より2時間早まり、午後2時から翌日の午前3時までとなり、通行料は4000円に引き上げられます。

なお、登山者に十分な装備がないと判断された場合、富士山レンジャーに登山者の5合目通過を拒否する権限が与えられます。