ブドウの栽培や経営を高校生が楽しみながら学ぶ特別授業が開かれました。
使ったのはボードゲームです。

特別授業は山梨県甲斐市の県立農林高校で行われ、システム園芸科の3年生が参加しました。

「フルーツキングダム」というボードゲームは甲府市の古谷葡萄園がIT企業と食品メーカーの協力を得て開発したものです。

ゲームはまずどの品種を栽培するか決めて順番にカードをめくり、土壌の改良や資材高騰などのお題に手持ちのコインと人材のコマを消費して品質が上がるように栽培し、顧客満足度を競います。

生徒たちはペアになって相談しながらゲームを進め、戦術も楽しみながらブドウの栽培と経営の仕組みを学びました。

参加した生徒:
「実習できない部分があるんですけど、そういうところがカードに書いてあったりして詳しく学べました」

次世代の就農者の育成につながるというこのボードゲームは1万2000円で販売され、開発した古谷葡萄園はゲームマスターの派遣も行っています。