2024年度、ドクターヘリで搬送したケースのうち、緊急性が高くないとみられる軽症の割合が5ポイントほど減少したことがわかりました。
山梨県や消防、医療関係者などでつくるドクターヘリの運航調整委員会では2024年度の出動要請の件数は前の年度とほぼ同じ553件で、実際に出動したのは423件だったと報告されました。
出動したケースでの症状の重さ別を見てみると、最も重い死亡や重症が約48%、中等症が36%、軽症が16%となっています。
軽症の占める割合が前の年よりも5ポイントほど少なくなっていて委員会では消防などとの連携が高まり、より症状の重い患者に活用できているとしています。
なお県は2025年2月に東京都と災害時などでドクターヘリの広域連携を締結していて、10月から本格的な運航開始を目指しています。