山梨県大月市の雁ヶ腹摺山で22日に女性が滑り落ち遭難しましたが、23日に捜索を再開した警察が山の斜面で死亡しているのを発見しました。
警察によりますと死亡したのは神奈川県の81歳の女性で、死因は多発性外傷とみられています。
警察によりますと6月21日の午後2時ごろ、神奈川県横浜市の高齢夫婦が、大月市の大峠駐車場から雁ヶ腹摺山に向けて登山を開始しましたが、途中であきらめて引き返すことにしました。
しかし下山中に81歳の妻が登山道から斜面を滑り落ち、足などを負傷。
現場は電波が入らない場所だったことから夫が下山して、警察に救助要請をしました。
要請を受けた大月警察署の山岳救助隊や県警ヘリが捜索しましたが、22日は発見には至りませんでした。
滑落したあと、夫が話しかけたときには妻は受け答えができたということです。
23日に警察が捜索を再開しましたが、午前9時45分ごろ、雁ヶ腹摺山の斜面で死亡しているのを発見しました。