五千円札に描かれている津田梅子のコンテ画のレプリカが23日、新潟県 阿賀野市に贈られました。

国立印刷局から阿賀野市長に手渡されたのは縦52センチ、横43センチの五千円札印刷のために作られたコンテ画の複製です。

【阿賀野市 加藤博幸 市長】「今回市民の方から『津田梅子さんとご縁のある方が(阿賀野市に)いますよ』と」

五千円札の顔、津田梅子が設立した津田塾大学の前身である女子英学塾。

大正12年=1923年の関東大震災で校舎が火災で全焼した時に、

再建に協力したのが、現在の阿賀野市出身の安孫子久太郎と妻であり津田梅子の妹である余奈子でした。
夫妻は募金活動を行い、集まった資金で1931年に小平キャンパスを建設し、塾の復興が果たされたということです。

【国立印刷局 大津俊哉 理事長】「地元の偉人、安孫子様がこういう形で津田様と一緒にすごくいろいろな社会貢献なさったと、こういう形で贈呈をきっかけによりいっそう認知いただけたら」

【阿賀野市 加藤博幸 市長】「本当に身に余る光栄であります。これを市民の皆様方が一つの元気とか活性化につながればなと思っております」

贈呈されたコンテ画は秋ごろに図書館などの公共施設で公開する予定だということです。