戦後80年にあたり広島県を訪問している天皇皇后両陛下は、被爆者が自身の経験や平和の尊さを語り継ぐことに「深い敬意を抱いている」と明かされました。

両陛下はきのう、原爆資料館で被爆者や被爆体験を受け継ぐ伝承者と懇談されました。両陛下は被爆者の苦労を偲ぶとともに、「これまでの辛い体験や平和の尊さを自ら語り継いでおられることに、深い敬意を抱きました」と側近を通じて明かされました。

そのうえで、「さまざまな方法で被爆体験や平和の大切さが伝えられていくことの意義を改めて感じます」と話されたということです。

市民らが提灯を持って歓迎し、両陛下は宿泊しているホテルから提灯を振って応えられました。