米津龍一気象予報士:

17日も県内で熱中症の搬送者が10人いらっしゃいましたが、梅雨といえどもこの時期の朝は異例の暑さなので、皆さんぜひ気をつけてください。

そしてきょうは季節の便りが届きました。甲府地方気象台ではアジサイの開花の発表がありまして、平年より4日早く、去年より7日遅い発表となっています。
あすのお天気ポイントはこちらです。

真夏の暑さが続きます。そしてきょうよりも天気の急変に要注意となりそうです

といいますのも、あすも引き続き高気圧に覆われる形となりまして、晴れる見通しです。

高気圧は時計回りに風が吹きますから、またあすも南から暖かい空気が流れ込んできます。

これで晴れて真夏の暑さとなります。

気温がどこまで上がるかというと、予想最高気温甲府は34℃できょうと比べて若干低くなりますが“若干”と考え方がいいです。

きのうもお話しましたが、上空に冷たい空気=寒気が流れ込んできていまして、これできょうは雷注意報が発表されているんですが、この寒気の強さが、あすはきょうよりも強まります。
上空の気温と地上の気温を足して40℃以上だと天気急変となるんですが、41℃なんです。

ですから天気急変の可能性があるということで午後は局地的に激しい雨、落雷の恐れがあり注意が必要です。

どのくらい気温が上がるのか予想最高気温を見ていきます。甲府はきょうと比べて2℃低い34℃。
その他の地点も2℃ほど低くなりまして、これでちょっと暑さはマシになるんだなとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、これがどれぐらいの時期の気温かというと、1年で最も暑い時期の気温をさらに上回る真夏並みの暑さですから、油断しないように熱中症対策をお願いします。

そして天気の急変がいつどこであるのか、雷が鳴りやすい発雷確率を見ていきます。
正午から午後3時ごろ、このピンク色のところは雷が鳴りやすい確率が30%、所々でにわか雨の可能性があるとお考えください。

夕方になると、より危険度が高まりまして中北、甲府周辺、峡東、富士五湖の一部でも雷が鳴りやすい確率が50%以上となりますので、急な強い雨や落雷、突風ひょうなどに注意が必要です。

<詳しくは動画をご覧ください>