緊迫化する中東情勢です。イランでは生放送中の国営のテレビ局にイスラエルによる攻撃があり、応酬が激化しています。

記者
「今まさにここがイランからのミサイルの被害を受けた場所です。今も消防隊による放水活動が続けられています」

民間人の犠牲が増え続けている双方の攻撃。イランでは生放送中の国営のテレビ局が攻撃を受けました。

この攻撃で放送は一時中断。当時、建物の中にいたというリポーターは…

イラン国営テレビ リポーター
「何人の同僚が殉職したのか、何人が負傷したのかわかりません。国営放送を攻撃すればどうにかなると思ったのか?(イスラエルは)もっとひどい目にあうよ!」

放送はその後再開され、スタジオにいたキャスターは無事でしたが、イランのタスニム通信は1人が死亡し、数人が負傷したと伝えています。

イラン外務省の報道官は「悪質な戦争犯罪だ」と非難。

一方、イスラエルのカッツ国防相は声明で、「イランのプロパガンダのための放送局だ」などと攻撃を正当化しています。

緊張が高まる中、こんな報道が…

ウォール・ストリート・ジャーナル
「イランが敵対行為の終結と核協議の再開を求めている」

アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが伝えたもので、イランが仲介国を通じてイスラエルとアメリカにメッセージを送ったとしています。

アクシオスもトランプ政権がイランと今週協議を行うことを提案していると伝えていて、事態の沈静化が急がれています。