激しいせきが続く「百日せき」について、全国の医療機関から1週間に報告された患者数が3044人となり、現在の方法で調査を始めた2018年以降で過去最多となったことが分かりました。

「百日せき」は、激しいせきが平均で2~3週間続く感染症で、特に乳児が感染すると重症化し、死亡するおそれもあります。

国立健康危機管理研究機構によりますと、今月(6月)8日までの1週間に全国の医療機関から報告された「百日せき」の患者数は3044人で、すべての患者数の報告を求めるようになった2018年以降で過去最多を更新しました。1週間の感染者数が3000人を超えるのは初めてです。

厚生労働省は、予防には生後2か月から受けられるワクチンの接種が有効だとしています。

一方、頬が赤くなる、いわゆる「リンゴ病」は全国およそ2000の小児科で1週間に報告された患者数が3週ぶりに増加し、1医療機関あたり2.28人で、過去10年で最多となっています。

基本的に症状は軽いものの、これまでに感染したことのない妊娠中の女性が感染すると流産につながったり、胎児に異常が出たりする可能性があるため、厚労省は妊婦に対し基本的な感染対策を行うことなどを呼びかけています。