青森市の水産加工会社がホタテの貝殻を原料にした爪に塗っておしゃれを楽しむ塗料、「ネイルポリッシュ」を開発し、きょうお披露目されました。


陸奥湾の海を表現した「青」をはじめ、赤・黄・ピンクの4色の「ネイルポリッシュ」開発したのは青森市の水産加工会社「山神」です。


山神では、年間約1万トンのホタテを養殖していて、加工する際に出るおよそ8000トンの貝殻を廃棄処分してきました。この廃棄量を減らし、持続可能な社会を実現しようと、約1年かけてネイルポリッシュを完成させました。


ネイルポリッシュは、高温で焼いた貝殻の粉末を使うことで発色が良く、自然由来のため爪が傷みにくいといったメリットがあるほか、除光液を使わずお湯につけるだけで簡単に落とすことができるということです。


※山神 穐元美幸 専務取締役本部長
「持続可能な社会にするためにこの廃棄されているものを利用して価値ある物を作りだしたいと思って開発しました。小さいお子様と一緒に親子で楽しんで使われることを常にイメージしている。」


ネイルポリッシュは5月から販売されていて、8日からは、それぞれの色に、ネイルオイルとつや出しに使われるトップ・ベースコートのセットが加わりオンラインなどで販売されます。