全身に発疹が出て発熱などの症状を引き起こす水ぼうそうの感染者が増加しているとして、那覇市が12日、「水ぼうそう注意報」を発表しました。
那覇市保健所によりますと、先月26日から今月1日までに確認された1定点医療機関あたりの感染者数は1.33人で、注意報の基準である1.0人を超えたとして、那覇市に「水ぼうそう注意報」を発表しました。
水ぼうそうは、9歳以下の子どもが90%以上を占めますが、成人が発症すると重症化する恐れが高いとされています。
那覇市が「水ぼうそう注意報」を発表するのはことし3回目で、那覇市保健所は、ワクチンの接種率が2023年度は約83%だったのに対し、昨年度は79%あまりにとどまるなど、近年接種率の低下が進んでいることが流行の原因である可能性があるとしています。
那覇市保健所はワクチン接種を推奨したうえで、発疹や発熱の症状がみられた場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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