12日の福島県内は、夏日となる所もあった中、福島市には、暑さを忘れて美しい自然を楽しめる場所が。

佐々木夢夏アナウンサー「まだ少し雪が残る福島市の浄土平に来ています。手元の温度計は14.8℃を示しています。風が冷たくて、長袖でも寒いくらいです」

標高およそ1600メートルにある吾妻山の浄土平。こちらの湿原では、高山植物のワタスゲが見頃を迎えていて、一面に白い絨毯が広がっています。今年は去年よりも少し開花が遅れ、10日ほど前から咲き始めました。訪れた人たちは、ひんやりとした空気の中、風に揺れるワタスゲを眺めたり、写真に収めたりして楽しんでいました。

埼玉から来た登山客「真っ白ですごくいいですね、フワフワで。(平地は)暑いので、こういう高いところに来て花を見ると日頃のストレスが無くなって頑張ろうかなという気になれます」

郡山から来た登山客「きょうは天気がいいと聞いたんだけど、寒い。季節が3か月くらい戻ったくらい」

さらに、登山道の傍らには、イワカガミが可憐なピンクの花を咲かせています。イワカガミは、光沢のある葉が鏡のように見えることからその名がつけられた多年草で、今がまさに見頃となっています。浄土平のワタスゲとイワカガミは、どちらも来週いっぱいまで楽しめそうです。

また、自然を堪能したあとには、近くのレストハウスで腹ごしらえも。お店の一押しは、「魔女の瞳らぁめん」。福島市の観光名所で「魔女の瞳」とも呼ばれる五色沼をイメージしたもので、鮮やかな青色が特徴的ですが、そのお味は…。

佐々木アナ「醤油ラーメンです。あっさりしたスープと縮れ麺が良く絡まっています。見た目とのギャップがあるので不思議な感じがしますが、おいしくて温まりますね」

連日の暑さに疲れたら、浄土平の冷たい空気に触れて、あったかグルメをいただくのもおすすめです。