能登半島地震で液状化の被害を受けた新潟市江南区の天野地区。
専門家の調査の結果、西区とはまた違う復旧への課題が見えてきました。
新潟市江南区の天野中前川原自治会。
新潟大学災害復興科学研究所の卜部厚志教授を招き、液状化被害を受けて新潟大学が行った地質調査の結果について説明を受けました。

冒頭、卜部教授はこう切り出しました。
新潟大学災害復興科学研究所 卜部厚志教授
「ハッピーな話ならルンルンでもっと早く(説明に)来たんですけど、そうでもないので」
地質調査は家屋被害などが多かった地区内の宅地や公園7地点で、去年11月に実施されました。

卜部教授によりますと、その結果、液状化したとみられる層は長い場所で50センチほどで、2メートルほど連続して液状化の痕跡がみられた西区と比べると規模が小さかったということです。

しかし、今後の液状化を防ぐ対策工事に向けては、西区とはまた違う難しさがあることがわかったのです。
