県南地方特産の食用菊「阿房宮(あぼうきゅう)」の収穫が青森県南部町で盛んに行われています。ことしも香りがよく、歯応えと甘みが楽しめる逸品に仕上がったということです。

秋の日差しを受けて鮮やかに映える大輪の黄色い花々。南部町の山あいにある村井青果の畑ではいま、特産の食用菊「阿房宮(あぼうきょう)」の収穫が最んに行われています。

※村井青果 中居華澄さん
「(ビニールを)あけた時、匂いがする。朝日にあたって洗濯物が乾いたような、いい匂いが充満している。本当に素敵、黄色で癒される」

今年は8月の大雨の影響で生育に影響が出ないか心配されましたが、水路を作って水はけをよくしたことなどで立派に成長。香りがよく、しゃきしゃきとした歯応えとほのかな甘みが楽しめる逸品に仕上がりました。
※村井青果 中居華澄さん
「今年は最高。天気が悪天候でまめに手入れしたのが、逆によかったのかもしれない。楽しんで色とか香りとか味わって様々な料理を作って食べてくれれば幸いです」

村井青果は「阿房宮(あぼうきゅう)」を11月10日頃まで収穫したあと干し菊に加工して、八戸市のユートリーや青森市のA―FACTORY(エーファクトリー)などで販売されるということです。
