初めてのJ1リーグで、前半戦を11位で折り返したファジアーノ岡山。きょう(4日)後半戦に向けての練習を公開しました。

(小寺真生記者)
「ファジアーノらしいハツラツとした雰囲気で、後半戦に向かっていきます」

クラブ史上初めてのJ1リーグを戦うファジアーノ岡山です。きょう(4日)、シーズン後半戦に向けて練習を公開。パス練習やミニゲームなどでおよそ2時間汗を流しました。

注目は、きょう加入したばかりのブラジル出身のFW・ウェリック ポポ選手(23)です。

ポポ選手は、ブラジルのブラガンチーノから期限付きで移籍。身長190センチの長身から繰り出される豪快な攻撃が期待されます。

(FW98 ウェリック ポポ選手(23))
「ポポと呼んでください」

「最後まで諦めないプレー。献身的なプレーもそうですし、ハードワークをします。期待してください」

ファジアーノ岡山は、リーグ戦の前半を終え6勝6分7敗と、20チーム中11位でシーズンを折り返しました。

ホームで迎えた開幕戦では、J1昇格の立役者、田上・木村がゴールを上げ京都に2ー0で快勝。スタートダッシュを切ると、第10節では、去年、リーグ2位の広島にアウェイで勝利しました。

この時点で順位を4位とし、J1に岡山の名を轟かせました。その後は6試合、勝利から遠ざかるものの、17節の新潟戦では、江坂任の移籍後初ゴールが生まれ、再びチームを勢いづけます。

直近3試合では1勝2分けと勝ち点を積み上げてきました。そんな前半戦のMVPを木山監督に挙げてもらうと。

(木山隆之監督)
「うーんむずかしいな・・全員必死でやっていると思います」
「一人だけ選ぶとなるとブローダーセンですかね。一点とることも決定的な一点を防ぐことも同じ価値があると思う。そういう意味では何点もゴール防いできたし」

クリーンシート数(無失点試合数)リーグ4位、失点の少なさではリーグ3位と、堅守の岡山はJ1でも健在です。

最高峰のリーグで躍動するファジアーノ。後半戦に向けてサポーターも期待を寄せます。

(サポーター)
「どんどん勝ち点3を積み上げていって、優勝に近づいていってほしいなとは思っています」

「こっからまたぐっと盛り返して、どんどん勝ち点を取っていってもらいたいなと思います」

リーグは残り19試合。選手たちも気合十分です。

(MF27 木村太哉選手(26))
「もっと、ゴールだったりアシストという数字のところにこだわって、出ている以上プレーしたいと思いますし。順位が上に抜きんでて行けるように、自分たちから意識高くやっていく必要があるかなという風には感じています」

(MF8 江坂任選手(33))
「岡山らしさはチームとして体現できていると思うんで。そういうところで勝ち点が取れているというのはあるかなと思いますけど、やはりJ1なので最後のクオリティのところはまだまだだな感じるところもあります」
「自分は攻撃的な選手なので攻撃でチームとして引っ張って、チームに勢いをもたらせるようになれればなと思います」

ファジアーノは今月11日、天皇杯の2回戦をホームで北九州と対戦します。また、リーグ後半の初戦・第20節は今月15日、ホームで福岡を迎え撃ちます。