「噴火警戒レベル4」を想定した初めての訓練です。

「私の声聞こえますか?痛いところとかしゃべれます?」
阿蘇中岳では人が住む地域に被害が出るおそれがあることを示す「噴火警戒レベル4」にあたる火山活動は有史以来確認されていませんが、今回初めて「レベル4」を想定した訓練が行われました。

訓練では、火口から約4キロの場所で負傷者が出たと想定して、警察や消防が救助にあたり、自衛隊のヘリが けが人を病院に運びました。

この訓練には熊本県や自治体、医療関係者など、55の機関から730人が参加し、情報収集や連携態勢について確認したということです。

※噴火警戒レベル4(高齢者等避難)とは…居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想される、あるいは可能性が高まっている火山活動状況の場合に発令される特別警報。現象としては溶岩流が発生し、さらに噴火が拡大した場合には居住地まで到達すると想定されているが、有史以降の事例はない(気象庁HPより)