香川県の多度津高校の生徒が、水族館での潜水作業に挑戦です。きょう(29日)本番の日を迎え、イルカが泳ぐプールを清掃しました。

宇多津町の四国水族館に高校生が到着しました。初めての潜水作業とあって緊張が隠せません。

(生徒)
「緊張してます。しっかりできるかです。どうか不安なところがあります。もうやるしかないです」

生徒たちが潜るのは、イルカプールです。地域の高校生が授業で学んだ技術や知識をいかせる場をと、水族館が協力して実現しました。練習してきた通り、浮力を徐々に抜きながら潜ります。プールの底をスポンジで隅々まで磨いていき、約30分かけて溜まっていたコケを落としました。

(生徒)
「間近でイルカを見られたのでそこは面白かった」
「水族館に就職したいので、それにつなげられるいい経験になりました」

(四国水族館 鈴木規泰副館長)
「少しでも地域のため貢献できればという思いで(高校の依頼を)快諾しました。将来、水族館で潜ったという経験を活かして、いろいろな職業に就いてもらえれば」

四国水族館では、今後、毎週木曜日に多度津高校の生徒がイルカプールを清掃することになっています。